函館を中心とした道南の矯正歯科医のブログ

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選択と集中 ~10周年を迎えて

ふるた矯正歯科

は今日(2010年6月9日)で10周年を迎えることとなりました。

開院した頃、
道南には矯正歯科専門の歯科医院はありませんでした。



『矯正治療とむし歯治療は同じ歯科医院で受けるもの』
という道南地域における一般常識があり、

周りの多くの方々からは
「矯正専門ではやっていけないよ」
というお言葉を頂戴したりもしました。

そのローカルの常識をはねのけ、
なんとかここまで来られました。


これもひとえに
数多くの歯科医院の中から当院を選んで下さった患者さん方、
そして、日頃支えて下さっている歯科医の先生方
のお蔭だと、たいへん感謝しております。
誠にありがとうございます。



矯正歯科の道に進んで16年になりますが、
年を追うごとに矯正歯科の
奥深さ と 素晴らしさ
そして、難しさを再認識させられています。

矯正歯科治療は
歯科の分野の中でも
とても毛色の変わった異質な分野だと感じています。

それゆえ、
一般歯科と矯正歯科の両方を極めるのは
とても容易なことではありません。

両方をこなせる
ブラックジャックのような器用な歯科医の方々
もいると思いますが、
私のような要領の悪い人間には到底無理です。


今の厳しい現代社会では

『選択と集中』

が必要だといわれています。
P.F.ドラッカー教授の経営哲学のひとつですが、
人生哲学でもあると感じています。


複数科目平均点80点をめざすのか?
それとも一科目100点を目指すのか?


一番いいのは全科目100点ですが、
学生のうちは覚えるべき内容が
教科書や参考書でくくられており、
答えや解き方も用意されています。

しかし、社会に出れば、
「ここまででいい」という習得すべき範囲などありません。
常に貪欲に新しい知識や技術を身につけていかなければ、
時代に取り残されてしまいますし、
新しい発想や手法が必要となることも多々あります。


医療の分野も生身の人間を扱っているので
教科書通りにいくことばかりではなく、
常に、答え(目標※)はあるが、解き方が用意されていない
数学の応用・発展問題を公式(治療法、薬、装置〔矯正でいえば〕)を
当てはめながら解いているのと似ています。
そのため日々の研鑽が必要不可欠となります。


※目標:時には目標さえ苦労して設定しなければならないこともあります。

医療分野でチカラを分散させてしまえば、
どれもこれも中途半端になってしまい、
患者さんに不利益をもたらす結果になってしまう恐れがあります。

ただし、ひとつ注意しておかなければならないことは、
「専門バカ」になってはいけないということ。
隣接する分野に関してもある程度の知識をもち、
なにかおかしいぞ!?
と思える診断力や直観力を備え、
的確に専門家(専門医)へ紹介できること
がとても重要だと思っています。


引き続き、
「専門バカ」にならないように努力を怠らず、
『矯正歯科』という分野に選択集中し、
道南にいながらにして、
質の高い、なおかつ患者さん目線で満足度の高い
矯正治療を体感していただけるよう
しっかりと努力していきたいと決意を新たにしております。

今後ともよろしくお願いたします。
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by orthoangle | 2010-06-09 11:43 | 歯列矯正 | Trackback | Comments(0)
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